THE CELLを読む②
腰が痛いですが今日も頑張りましょう。
RNA→タンパク質の流れを翻訳(translate)という。これは全生物共通の機能である。
核酸4種類の文字列(RNA)からアミノ酸20種類の文字列(タンパク質)に翻訳される。
1つのアミノ酸←→3つのヌクレオチドが対応しており、この三つ組みヌクレオチドをコドン(codon)という。
DNAの情報を運んできたメッセンジャーRNAに対して、アミノ酸を運搬するRNAをトランスファーRNAという。
トランスファーRNAは片側にアミノ酸を持ち、片側にコドンを認識するアンチコドン(anticodon)と呼ばれる3三つ組みのヌクレオチドを持つ。
①メッセンジャーRNAのコドンとトランスファーRNAのアンチコドンが塩基対を形成し、
②トランスファーRNAが運んできたアミノ酸がペプチド結合で繋がり、
③ポリペプチド鎖(タンパク質)が合成される。
この①-③の過程はリボソームと呼ばれる巨大分子の内部で行われる。(リボソーム=工場、メッセンジャーRNA=工場長、トランスファーRNA=従業員、のようなイメージ)
巨大分子リボソームは2本のリボソームRNA(ribosomal RNA)と50種類以上のタンパク質からなる。
DNAの全塩基配列がタンパク質を指令(コード)しているのではなく、DNA配列上に存在する複数の小さな領域が別々のタンパク質をコードする。
この小さなDNA領域を遺伝子(gene)という。(DNA=世界地図、遺伝子=国、のようなイメージ。ほとんどは海のような国のない領域である)
細胞にも種類があり、発現するタンパク質の種類・量が異なる。
遺伝子をコードしていないDNA領域を非翻訳領域といい(先に述べた海=非翻訳領域)、この領域の中には発現するタンパク質の種類・量を調節する調節DNA(regulatory DNA)が存在する。
細胞に含まれる全遺伝情報をゲノム(genome)という。
細胞内に複数の分子を静的に閉じ込めておくため、また細胞が分裂・複製するため、自由エネルギーを必要とする。
細胞はDNA・RNA・タンパク質といった巨大分子を作るが、これらは単糖・ヌクレオチド・アミノ酸といった似通った小分子からなる。
似通った分子を合成するための共通の物質としてアデノシン三リン酸(ATP)がある。
ATPは自由エネルギーとリン酸を運び、色々な化学反応を進める。
腰が痛すぎるので今日はここまで。お疲れさまでした。。(イタイ…)