こむずかしいせいぶつ!

専門分野とそれ以外と。

THE CELLを読む⑩

今日から第二章です。

 

生物はどれも化学反応に過ぎない。生命活動は化学と物理学の法則に従うことが分かっている。

生命現象の化学は以下の3点において特別である。

1.大部分が炭素化合物の反応である(有機化学(orgenic chemistry

2.ほとんどが水溶液中での化学反応に依存している(細胞の70%は水であるため)

3.細胞の化学現象は大変複雑である。細胞の炭素原子の大部分は化学的な構成単位が鎖状に繋がった巨大な重合体(polymeric molecule)に取り込まれている。

 

物質は元素(element)の組み合わせからできている。

元素としての化学的性質を保つ最小の粒子は原子(atomである。

多くの物質の特性は原子が結合して作る分子(molecule)の性質として決まる。

 

炭素12の原子の質量を12とし、これを基準にして測った原子の相対質量を原子量(atomic weight)という。

原子量の値はその原子または分子に含まれる陽子と中性子の数を足したものにほぼ等しい(電子は圧倒的に軽い)。

これらの質量の単位としてDa(ダルトン,dalton)がよくつかわれる。1Da=水素原子一個分である。

陽子や中性子1個の質量は1/6.0×10^23gであり、逆に言えば1gの原子(例えば水素)には6.0×20^23個の陽子・中性子が含まれる。この6.0×20^23という数をアボガドロ数(avogadro's number)という。

分子量Xの物質が6.0×20^23個集まるとXgとなる。この量を1mol(モル,mole)という。

自然界には100近い種類の元素が存在するが、生物はそのうち炭素(C)水素(H)窒素(N)酸素(O)のほぼ4種類で構成され、これは生物体重量の96.5%を占める。

 

 

今日はこの辺で。隣の住人がうるさくて辛いです。おやすみなさい。。